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舞台を中心に活躍する島田惇平が11月7日より上演される舞台『メロトポリス』に出演する。演出には串田和美、出演に松たか子や森山未來、飴屋法水といった演劇界で名を馳せる豪華キャストが集結。オーディションで参加を勝ち取った島田にとって、まさに挑戦となる作品になる。

生きている実感や“一瞬の美”を感じられるのが舞台

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――舞台『メトロポリス』の原作は、1926年にドイツで製作されたモノクロ・サイレント映画。SFの原点として名が高く、その後のSF作品に多大な影響を残したといわれる。その原作を、今回日本で初めて舞台化する。

「原作映画はもう100年近く前の作品なのに、今を生きる僕がみてもまったく色褪せない。むしろ、例えば『スター・ウォーズ』で観たものが『メトロポリス』のオマージュであるとか発見がたくさんありました。僕らが親しんでいるSFの世界の原点がそこにはあって、そんな作品に参加できることを嬉しく思っています」

――出演に松たか子や森山未來、演出は串田和美。そうそうたるキャストとの顔合わせは島田にとって現実感のないものだったという。

「単純に『テレビで観ている人たちが目の前にいる……』と不思議な感覚で、緊張やプレッシャーを感じることさえできなかった。僕自身、もっと緊張すると思ってたんですけどね。実際に稽古がスタートして感じたのは、キャリアと実力を兼ね備えた方々ばかりだけれど、みなさんすごくフランク。経験の少ない僕にも同じ目線で対等に意見を交わしてくれる。僕が勝手に萎縮したり、変な遠慮をするほうが失礼だと思いましたし、恥をかいてでも正面からぶつかっていこうと決意できました」

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――特に森山未來と過ごす時間は特別なもの。初めて観た舞台が森山未來の出演作だったことも「一方的かもしれないけど(笑)、不思議な縁を感じている」と島田。

「そもそも僕は舞台が好きじゃなかった。この仕事のほとんどはフィクションなんだけど、その中でも舞台はもっと現実味がないものだと思っていて、経験もないのに敬遠していました。それがいざ舞台を経験してみると、意識を大きく変えられてしまった。稽古を重ねていざステージに立つと、『これリアルじゃん』って。役を生きている実感が強烈にあり、それまでの抵抗が嘘のようにあっけなく舞台にのめり込んでしまいました(笑)。そして、初めて自分の意思で観に行った舞台が森山未來さんの『死刑執行中脱獄進行中』だったんです」

――稽古前のストレッチにはじまり、稽古後はそのまま一緒に食事へ。彼のすぐそばで、すべてを吸収したいと語る。島田のどこまでもまっすぐで、貪欲な姿勢が伺えた。

「俳優だけでなくダンサーとしても森山さんの存在感は唯一無二。あの身体表現はどうやったらできるんだろうと思って、稽古中はいつもそばにいて質問攻めにすることも(笑)。元々体を鍛えたり、トレーニングをするのが趣味だったんですが、今はそれを止めていて。それはなぜかというと、“しなやかな動きを表現するのに筋肉が邪魔になるときがある”と森山さんの言葉があったから。稽古前は、ストレッチではなくヨガをされていて、迷わず『僕にも教えてください』と。聞きたいことがたくさんあるから、稽古の後に一緒に飲みにいかせてもらったりなんてこともしょっちゅうです」

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――「ちょっと見てください」と取材中に前屈をして見せた島田。手のひらが床にぺたりと着く。

「それまでは本当に体が硬くて、前屈をしても床と指先の間が10㎝くらい空いてたんです。それがヨガを取り入れるようになったら柔軟性がアップしました」

――そして演出・串田和美、振り付け・山田うんのタッグによる稽古は、今までにないクリエイティブな現場になっているそう。

「脚本はあるけれど、稽古のたびに振り付けも変化していきます。これが正解という形が定まっていない分、本番当日までどうなるかわからない。おもしろいのは串田さんの演出から振り付けが生まれることもあれば、うんさんの振り付けで串田さんの演出が変わることもある。お二人が共鳴しあって、作品が作り上げられている感覚です。僕にとっては今までにない稽古なので、正直本番はどうなるんだろうと不安はあります。でも、その不安よりもとんでもないものが生まれるんじゃないかっていう期待や楽しさの方が断然上回ってる。決まりきったものではなく、その場で何かが生まれ、生きている実感を得られたら最高ですね」

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――生きているって感じたい。インタビュー中に島田が何度となく口にしたフレーズだ。

「ごくごく普通の家庭で育って、不自由なく生きてきて……。平穏なことは感謝すべきことだけど、たまに物足りなくなることがあるんです。多感な時期にTHE BLUE HEARTSにハマったせいか、生きるってなんだろうというか、もっとヒリヒリしたい衝動にかられるときが(笑)。そう考えると、役者という仕事は刺激的だし、さらにいえば舞台は僕にとってライフワークになるんじゃないかって予感がある。舞台『メトロポリス』に参加して、その前とその後で役者としてどんな変化が訪れるか今からすごく楽しみ。当日までどうなるかわからないけれど、観てくださる方にも素晴らしい体験になると信じています」




Writing:長嶺葉月

インフォメーション

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STAGE

シアターコクーン・オンレパートリー2016『メトロポリス』

2016年11月7日(月)から、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて上演


1926年にドイツで製作されたモノクロ・サイレント映画『メトロポリス』を日本初の舞台化。「SF映画の原点にして頂点」とされている作品が、シアターコクーン初代芸術監督・串田和美の手により舞台で甦る。出演に、松たか子、森山未來、飴屋法水など個性豊かで多彩なキャストが集結。

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